お絵描きホーホー論

理屈で絵が描ける事を証明する

ある初心者の失敗

絵を全く書かない人が絵を練習し始めるためには何かしらのキッカケがあるものだと思います。最近ではイラスト投稿サイトのお陰で絵を描くことのハードルは下がったと思いますし、お絵描き指南サイトや書籍もかなりの数があります。そういう状況で初心者はある失敗を犯します。

それは模写という練習方法を過信してしまうことです。何せ完成作品や資料画像が無尽蔵に手に入るので、とにかくそれを模写していれば上達すると錯覚してしまいます。厄介なのは、ある程度まではそれで上達してしまうことです。そして模写技術ばかり身に付き、しかしその模写技術とはデッサンのそれとは似て非なるもので、実は大したことではないのです。

模写することは補助輪付き自転車に乗るのと同じです。模写とは、擬似的に完成したときの感覚を体感して自分にフィードバックするための練習です。このフィードバックが方法論として確立させるということになります。だからただ漠然と模写していても何も得られない可能性が高いです。ちゃんと課題・解決方法・実践・考察という手順を踏んで理論化しようと努めなければなりません。ある初心者にはそんな発想はありませんでした。

さて以上です。救いはありません。特に練習方法を思いつかなかった初心者の方はまず人を描くのって楽しいね[人を描くのって楽しいね]というお絵描き講座サイトで一通り模写してみて下さい。ここはお絵描き初心者には定番の入場門として有名なサイトです。そして「かなり練習して上達したぞ!」という錯覚をその身に宿して来て下さい。そして目の前の壁に気づいて下さい。そしたらあなたはもう心の友です。

ちなみにこちらは『人を描くのってたのしいね』の管理人の著書です。ある初心者を壁まで案内してくれた本です。人の描き方が全く分からない初心者にとっては「人を描くという事」という概念を教えてもらえる本になってます。

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